小児循環器内科|医師
松井 彦郎
小児周産期診療部では、どのような診療をしていますか?
当院では、生まれつき心臓に病気を持つ(先天性心疾患の)患者さんを対象に、お腹の中にいる胎児期から出生後、小児期、そして成人期に至るまで、生涯に寄り添う診療を行っています。
最近耳にする「成人先天性心疾患」とは、どのような状態なのでしょうか? また、どのような課題があるのですか?
医療の進歩によって、生まれつきの心臓病を抱えた子どもたちが無事に大人へと成長した状態のことです。現在、国内の患者数は50万人を超え、すでに小児の患者数を上回っています。その一方で、成長に伴う進学や就職などのライフステージの変化により、通院が中断してしまうケースが新たな課題となっています。
患者さんが大人になっても通院を続けられるよう、榊原記念病院ではどのような取り組みをされていますか?
患者さんがどのライフステージを迎えても決して孤立することのないよう、生涯にわたる切れ目のない医療を提供しています。心臓専門病院としての強みを活かし、迅速かつ緊密なコミュニケーションのもとで、安心して診断・治療を受けていただける体制を構築しています。
実際の診療は、どのような体制で行われているのでしょうか?
医師や看護師だけでなく、理学療法士、臨床工学技士、診療放射線技師、管理栄養士など、さまざまな専門スタッフが緊密に連携しています。職種の垣根を取り除いた「チーム医療」で、患者さんとそのご家族を総合的に支えています。



