厚生労働省指定の難病(特定疾患)の一つで医療費公費負担の対象疾患です。50歳くらいまでの男性に多く、喫煙が強く関与しています。虚血症状として間欠性跛行や安静時疼痛、虚血性皮膚潰瘍、壊疽(特発性脱疽とも呼ばれる)をきたしますが、閉塞性動脈硬化症との鑑別が重要です。安静時痛や難治性潰瘍を主訴に来院する患者さまが多いようです。治療としては受動喫煙を含め、禁煙を厳守させることが最も大切で、患肢の保温、保護に努めて、歩行訓練や運動療法を基本的な治療として行います。多くは経口抗血小板製剤や抗凝固薬、プロスタグランジンE1製剤の静注などの保存的治療で軽快しますが、ときに患肢の血流増加を期待して交感神経節切除を行うこともあります。


