2018.01.08

新たな先進医療施設となりました。

当院は、この度、新たに「自己心膜及び弁形成リングを用いた僧帽弁置換術 僧帽弁閉鎖不全症」の先進医療施設として認められました。

当院が開発した新しい手術は、従来の弁置換術と異なり、機能不全に陥った僧帽弁を全て自己の心嚢膜で置き換えるという方法です。新手術法のメリットは、(1)弁が自己組織のため拒絶反応が起こらず、(2)術後のワルファリン服用が不要で妊娠出産も可能、(3)高額な人工弁を回避するため医療費削減の効果も期待できる点に有ります。

世界初となる一例目の手術をすでに実施しており、患者さんは合併症もなく退院しております。

なお、平成28年3月2日に院内で記者会見を行いました。当院院長の友池仁暢、当院の心臓血管外科副部長の金一、開発者の加瀬川均、早稲田大学の梅津光生先生が出席し、新手術法の紹介を行いました。

解説を行う金心臓血管外科副部長
質疑応答中の加瀬川均と早稲田大学の梅津光生先生